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2009年4月の4件の記事

2009年4月28日 (火)

旅装ーザック(1)

スペイン巡礼の案内書にはサックは50リットルが良いと書いてあるが、私は30リットルにしようか40リットルに仕様か迷っている。大きければそれだけ荷物を持ち歩くことになる。寝袋を持って行くので、2気室のものにするところまでは決めているのだが、大きさが決まらない。

どれくらいの重量を担いでいくかについては、私は10キロ以下と決めているが、所が、ヨーロッパを徒歩で歩いて、今はタイ、ベトナム、中国へと歩を進めている「あるきすと」さんの場合18キロ。

瞽女(ごぜ)さんがどれだけ担いで旅をしたが、斉藤真一『瞽女 -盲人の旅芸人』に出ていて、それによると4貫目、丁度15キロである。この中には、お座敷用の晴れ着一式も入っている。

炊事用具、絵の用具これをどれほど持って行くかが、重量に大きく影響を与える。

#62

2009年4月19日 (日)

Stick バランスを取りながら歩く助けに杖は重宝である。杖は最近はスキーのストックのように2本が流行っているようだが、私は自分の二本足で歩くことを原則にしているので、2本杖は採用しない。値段も倍かかるし・・・。
杖は、選択に困るほど品物があり、韓国製で良いものが出回っているが、色々当たった末、日本製で、マジック・マウンテンという素晴らしい名前のついているものを買った。50cm足らずだが、伸ばせは120cmになる。(写真上)
これは、ツエルトを張る時の支柱ともなり、また、あってはならないことだが、護身用にもなる。しかし、この杖の最も大切なことは、象徴なのである。
今回の旅が遊行的性格を持っているとすると杖は不可欠の道具ということになる。お遠路さんのように白木の長い杖が相応しいのだが日本から持っていくわけにはいかない。バイヤンの『天路歴程』にはこのような杖が出てくる。(写真下)

Bunyan
もっと、無くてはならない杖は、目の不自由な方の杖で、私は幸いにも、未だ目が見えるので、杖は象徴、せいぜい転ばぬ先の杖である。

赤塚憲雄『異人論序説』(砂子屋書房)には、杖のことが取り上げられていて、その中で「<異人>のアイデンティティの表徴(しるし)としての杖。わたしはすでに、琵琶法師、山伏、宿の長吏などの”境の民”にくくられている人々が、杖をもつ存在であることを知っている。西洋の魔法使いや道化の杖を思いうかべてもよい。そして、四国遍路の聖なる杖・金剛杖、である。」(130頁)

私がアイルランドを歩くのに杖を1本もつと、この杖によって、旅は随分深みを帯びてくる。

photo by shigeko
#61

2009年4月18日 (土)

愛蘭土独吟百韻(3)

凡庸な駄句を連ねている内に初折の裏14句が出来たので
初めから掲げておきます。

初折の裏

眼精の疲れに甘し柚子の風呂

  喪中欠礼増えるこの頃

屠蘇賀状先ずはめでたきおらが春

  梅が鳥呼ぶ小さき公園

ブロンドの子の漕ぐブラココ空晴れて

  ブランド犬は皆静かなり

パトリック祭ハープで爪弾くタニーボーイ

  芽吹き待たるる表参道

月冴えて茶髪娘の始発待つ
  
  親指だけで送る恋文

清貧のデートはいつもルノアール

  カプチーノの模様さまざま

散りながら舞い上がるものあり花吹雪

  白寿の師匠手さばき確か


私が初めて連句に興味を持ったのは石川淳の『西游日録』だと思っていて、図書館でチェックしたら、それは日記に挟まれた俳句であった。連句を独吟しながらの旅日記ではなかった。どこで記憶の混乱が起きたのしら?


2009年4月16日 (木)

野宿用品(3)

Zert ツエルト(野宿用テント)は色んな登山用品の店を物色して、結局、好日山荘の「スーパーライト・ツエルト1」を買った。(写真参照)
これは280グラム。広げれば、縦200cm、横90cm、高さ90cmとなる。
これに3メートルのロープとペグ4本、ポールは立ち木と杖を代用する。
寝袋は既にあり、グランドシート、スコップ(トイレ用)は100円ショップ入手した。
これで、野宿の道具は一応揃った。

炊事道具は、前から持っている水筒とコンロの組み合わせたものを持って行く。小型のアルコール・コンロは大変魅力的で、危うく手を出しかけたが思い止まった。ダブリンあたりでキャンプ用品の店を物色して見る。というのは燃料を日本から持参するのは飛行機の乗る際、障害になりそうだから。
乾燥食品、調味料を持っていくが、これを選ぶのが、これからの楽しみ。

野宿でもかまわないということは、行動に大きな自由をもたらすが、もう年だから、原則はB&Bで泊ることにし、野宿はいわば伝家の宝刀というべきもので、余り抜かぬ方が良いと思っている。

Photo by shigeko

#59

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