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2009年2月の5件の記事

2009年2月26日 (木)

初めてのゲール語

今日、六本木のテレビ朝日で行われている「Celtic Week2009」のイベントの一つ「初めてのゲール語」へ参加した。講師は近藤ゆう子先生。生徒5人。ハーバード大の手法で、直接、ゲール語でゲール語を教える。
私も日本語教師の端くれとして、直説法はよく分かる。うまくレッスンが進んで、良い入門コースだった。1時間足らずで先生はくたくた。

アイルランド旅行で必要な言葉は
    ありがとう。さようなら。お願いします。どうぞ。欲しい。はい、いいえ。教えてください。

こんな所だと思うのだが、今日は「ありがとう」まで。しかもスコットランどとアイルランドでは異なるらしい。

2009年2月15日 (日)

歩く練習(2)

靴は次第に足に馴染んで良い感じになってきた。今日は荷物を背負っての練習のため、野菜の買い物を自ら買って出て、渋谷市場へ行った。元来、私は市場が好きなのである。スーパーやコンビニは嫌い。呼び声のかかる中、野積みされた、野菜や果物を買うのが好きである。魚なら、ひとことふたこと魚屋と話して買うのが楽しい。買い物の喜びを家人に譲っているので、実際にはものを余り買わないが、近くでは、渋谷市場、目黒市場がビルの地下にあるけれど、昔の面影を留めているので時々覗く。
今日の買い物は重いものはかり、大根、キャベツ、白菜、かぼちゃ、人参それに独活とエンギ。帰って計ったら約10キロあった。アイルランドでどの程度の荷物を持っていくかこれから検討するのだが、7キロ位かなと思っている。サンティアゴ巡礼のガイドブックによるとたいじゅうの10%以下が良いとあるが、リックの大きさは50リットルを推奨しているので、本当の所、どれくらいが良いのか分からない。いづれにしろ、10キロ位の荷物で体を慣らしておきたいもの。
家か渋谷市場まで10数分、1キロに満たない距離なので余り練習にはならないかもしれないが、時々試みる積り。そのためにはせっせと野菜を消費しなければならない。
今度の靴は、背中に重い荷物がかかると急にその威力が感じられる。底の薄い、軽いもの買わなくてよかったと思った。

#54

2009年2月11日 (水)

旅装ー野宿用品(2)

今日、倉庫の中から昔の山の道具を取り出して見ると、一人用テント一張りと寝袋が2つ出てきた。計ってみると、テントは1.2キロ、寝袋は2つ共、0.8キロだった。どうして同じ目方の寝袋が2つあるのか、思い出せない。いずれにしろ、寝袋はこのうちの一つを持っていくことになる。寝袋のカバーも出てきた。

私は昔、友人と一緒にテントを持って山旅したので、幕営の経験は結構あり、大地に直接身を横たえる時の感覚やその中の生活体験は持っている。でもこれは野宿とは言わない。やはり、野宿といえば一人で止むを得ず野に一夜を明かすという感じである。

山中で一人一夜を明かした経験で、覚えているのは、一つは、京都北山の、花折峠から入った所で、正確な場所は忘れたが、一日誰も通らないような所であった。明るかったので、もう落葉が済んでいた冬であったかも知れない。途中、沢を渡るのに足を滑らし、その拍子に眼鏡を沢に落としてしまった。近眼の人は分るのだが、眼鏡なしに眼鏡を探すのは大変難しい。泣きたい気持ちで、沢を手探りして、やっと見つけた。一人歩きは誰も助けてくれる者はいないことを身にしみて思った。酒を飲んで寝たので夜中のことは分らないが、翌朝、起きてみると、テントの傍に出していた缶詰の空き缶が獣によって綺麗になめられていた。一瞬熊かと思ったが、狐か狸かもしれない。

もう一度は、太閤記に凝っている頃で、賤ヶ岳の古戦場で一夜を過した。雑木の生い茂った山中にテントを張って、兵どもの喚声を聞く積りが、一杯飲んで、ぐっすり寝てしまった。翌日、余呉の湖に降りて、人には会わず、湖畔で絵を描いて帰ったのを覚えている。この2回ともコンロは持っていったと思う。焚き火は傍に水場があって、消火が完全に出来る所でないと怖くて出来ない。カーボーイがよく焚き火をしているが、一人だと中々できるものではない。

今度のアイルランド旅行で野宿を覚悟するのは、行きたい進路に、歩いて30キロ前後の所に宿がない場合で、あきらめて、別の道をとるか、思い切って野宿覚悟で進むかの、選択の自由を確保するためである。車社会になって、一日行程のところに宿がない可能性が高いからである。これがお遍路さんやスペインの巡礼路と違う所で、不便と言えば不便で、面白いと言えば面白く、地図と情報と判断と勇気と使うゲームなのである。

早い話が、始点、ロンドンデリーから、真っ直ぐ20キロほど南下してストラバネという町に行くと宿が一軒ある。私の行きたいのは西の方向なのだが、最も近いレタケニーという町へは40キロ以上で、ここには宿屋がいくつもあるらしい。しかし途中で草臥れたとき、野宿する羽目になる。どちらを選ぶかは、もう一つ先まで考えなければ、決めかねる。というのはその先しばらく宿がない可能性だってある。こんな時、野宿を覚悟すれば、好きな方を選べる。野宿は自由のシンボルなのである。

でもこんなことをやって見たいという不思議な欲望が人にもあるらしく、私は高校のころ、見晴らしの良い尾根で、煌々と照る月の下で、一人一夜を明かしたいと強く思ったことがある。これは未だに実現していないが、アイルランドで実現するかもしれない。その時は、余り飲まずに一夜を満喫したいものである。

一人用テント1.2キロは重すぎる。モンテベルで、コンパクトな0.9キロのツエルトを見つけた。これは1万円ほどする。これを一つの候補として、野宿用品の探索は続く。

#53

2009年2月 8日 (日)

旅装ー野宿用品(1)

徒歩旅行でどうしても野宿を念頭に置かなければならないことは既に書いた。#18 
https://app.f.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=43388701&blog_id=1036986

寝袋を持って行くとして、その上何が必要かと言えば、地面から湿らないようにグランドシート、それに、雨や夜露を防ぐための覆いである。ずーと野営しながら行くのであれば、一人用テントというのも考えられるが、やや重いし、私は基本的に宿に泊るのだから、野宿はまさに非常のことなので、そのための荷物は限りなく軽く小さくしたい。テントより簡便なツエルトというものがあり、、私も持っていて、探せば出てくるだろうが、何しろ30以上も前のものである。

登山用品の店で物色してみると、ウレタンに銀紙を貼ったようなグランドシートがあるが、やや嵩張るし、覆いをどうするかの問題が残る。アメリカ製ですっぽりと体を入れられるような全天候毛布(All weather blanket?)といった商品があって、魅力的だがやや重い。2月7日の朝日新聞朝刊の服部文祥さんという方が「サバイバル登山」という一文を寄せておられるが、この人は、高山をテントもコンロも所謂文明のにおいのするもの一切持たずに、歩いておられる。私より30歳以上も若いこの人の真似をするわけにもいかないし、「生+死=命 だから面白い」とは思わない。「生きているから楽しい」といえるよう、出来るだけつらい思いをせずに、出来れば快適な一夜を過したい。アイルランドは妖精は沢山いるらしいが、野獣がいるとは聞かないので、余り案じていないが、コンパクトで軽量な野宿装備を探している。

#52

2009年2月 2日 (月)

ロンドンデリーの歌(5)ダニーボーイ

「ダニーボーイ」を口ずさんでいると、いつも哀しさがこみ上げてくる。

原詩も訳詩もネット上沢山あるので繰り返さないが、その大意を書いておくと

「ああ!ダニーちゃん! 召集のバグパイプがあちこちで鳴っている。夏は終わり、バラも散って、
今度はお前が、お前が出征の番だよ。

でも、きっと帰って来ておくれ。牧場に夏が来る頃には。少なくとも、谷が雪に覆われる頃までにはね。
私は、晴の日も雨の日も私は待ってるよ。ああ、ダニーちゃん。ダニちゃん。どんなにお前を愛していることか。

お前が帰って来た時、花は散っているかも知れない。私は死んでいるかも知れない。もしそうなら、お墓を探して祈っておくれ。

お前のやさしい足音をそっと墓の下で聞せておくれ。お墓を暖かく甘美なものにしておくれ。額ずいて「愛してる」と言ってね。そうすれば、お前が私のもとに来るまで、安らかに眠ります。」

愛情がストレートに伝わってきて哀しくなる上に、途中、I’ll be hereの hereが高すぎて、私には声が出ないという難点があり、アイルランド人の前でこの歌を歌うのは少々無理かなと思い始めている。

そんな時、昨日の話であるが、キャロル協会の例会に、京のTさんが、アランセーターを着てこられた。なかなか風情のあるもので、おそらく私のために着てくださったのだと思う。
何時もの飲み会で、歌の話となって、ちょっと、話の前後は忘れたのだが、向こうで歌うなら「茶摘歌」が良いのではということになった。「夏も近づく八十八夜 トントン・・・」であるが、音楽家でもあるTさんも大賛成で、手合わせ歌のジェスチャまでしてくれた。こちらのほうは明るいし、もしもアイルランド娘と手合わせでこの歌を歌うようなことがあればすばらしい旅になることだろう。

そんなことで、アイルランドでの持ち歌は「さくらさくら」「茶摘歌」そして、予備に「ダニーボーイ」ということにする。

#51

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