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2009年1月の5件の記事

2009年1月24日 (土)

歩く練習(1)

新しい靴を買って、歩くのは3回目。次第に足に馴れた来た。くるぶしまであるので、普段の歩き方ではしっくりこない。靴の要求を聞いて上げなければならない。この靴の好みは①つま先を前に蹴り上げる②かがとからしっかりと着地する③歩幅は大きくーーの3点のように思える。この要求にしたがって歩くとおのずと姿勢もよくなるようである。

ただ歩くだけでつまらないので、時々「ダニー・ボーイ」を低唱する。今日足の向いた先は神保町で、ここには本屋以外にスポーツ用品の店が多い。今日は「さかいや」という所へ行った。そして、金曜日なので、古書会館の古書市が外せない。
しかし、最近では本を処分しなければならない境遇にあるので、見ることは見るが、出来るだけ欲しい本がないことを祈りながら見るので、ちょっと変な感じである。もしあっても「接してもらさない」スタンスである。
それでもなお古書市が面白いかと言えば、一種の出会い、かっこよく言えばセレンディピティーがあるからである。本屋は一二度いくと大体どんな本がどこにあるか解るので意外性がない。その点、古書市は雑然として、その中に身を置いて、幸せな出会いを待つのである。
ここ数年不思議に思うことは、若者の姿を殆ど見なくなったことである。古書市は大半がお爺さんで、おそらく平均年齢は65歳を越えると思う。そのお爺さんたちが沢山買い込んで、ちょっと上気した顔付きで帰っていく。
一体、若者はどうしているのかと思うのだが、大半はネットで買うのではないかと思う。
お爺さんはネットでも買うのだろうが、永年馴染んだセレンディピティーの小天国が懐かしくてここに足を運ぶのだろう。そして、あれも読みたいこれも欲しいと思っていた頃の若さを少し取り戻す。

歩き方の中で最も大切なのは①つま先を前に蹴り上げることで、この一つを気を付ければ後は付いてくる。
ナチの行進の歩き方に似てこないかちょっと心配。

#50

2009年1月20日 (火)

旅装ー靴(4)

Kutu やっと買った。先ずこんな所ではないかと思う。

今日、八重洲の「ジャンダルム」という登山用品の店に行くと、昨日原宿で見た靴がはるか安い値段で売っていて、私が来るのを待って呉れたように、寸法もぴったりなので、迷わずそれに決めた。イタリア製、CALZA、ビムラム底。早速新しい靴を履いて、お祝いに南インド料理の店「ダバインデア」で3色カレーを食べた。女性と外人が多っかた。
道々、履き心地を確かめる。左足は直ぐフィットした。右足も少し調整したらOK。くるぶしまであるので、短靴とは違った歩き方の工夫が必要で、靴に歩き方を教わる感じである。この靴とは旨く付き合えそうに思える。おそらく死ぬまで付き合うことになろう。というのはビブラム底を3回張り替えるほど長生きは出来ないから。
旅装の中で最も重要なものが決まってほっとした。
#49
Photo by sigeko

2009年1月18日 (日)

旅装ー靴(3)

そろそろ、靴を買って、歩く練習をしなければならない。これまで、それとなく物色しているのだが、思わしいものに出会わない。トレッキング用の靴は最近が殆ど、上部がゴアステックの布製である。通気性と軽さのためにそうなってきたのであろう。私が探しているのは、総革の編上靴なのである。今日、原宿の石井スポーツへ行って店の人に聞いてみると、その手の物は一種類しかないという。デザインが今ひとつで4万以上するので手を出さなかった。しかし、靴底はビブラムで張替えができる。
もう少し山の道具の店を歩くことにする。それ自体が運動になるので。
そして歩きながら「ダニー・ボーイ」を口ずさもう。

#48

2009年1月 9日 (金)

ロンドンデリーの歌(4)

いつも情報をくれる占部勲司君からこんなアドバイスを戴いた。
ご本人のご了解を得て再録します。

「新年を迎え、ますますご健勝にて、アイルランド旅行のご準備を着々とお進めのことと存じます。

ところで、アイルランド500キロ・メートルの踏破をされる過程で、現地の住民とさまざまな交流があるかと存じます。
そんなときに、現地のコトバを使い、現地の民族的な歌を歌うと、一気に親しくなることを、体験的に感じております。
大兄もいろんなご準備をされていることと存じます。

アイルランドの民謡では、『ダニー・ボーイ』(DANNY BOY)がよいのではないかと思います。
この歌は、歌詞が単純だし、くり返しが多い。
ハリー・ベラフォンテやアンディー・ウイリアムスが歌っていますので、
CD(公共図書館にたいていある)を見つければ、簡単に練習をすることができると思います。
ご参考までに」

私から

「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします
アドバイスありがとうございました。少し練習をしていくことにします。
この歌は私は「ロンドンデリーの歌」として高校時代習いました。
http://xbbs.knacks.biz/irelandho/a2
http://xbbs.knacks.biz/irelandho/a44
http://xbbs.knacks.biz/irelandho/a48
これを上から順に見てくだされば経緯がわかります。

正月にこんないたずらを始めました。
http://www.alice-it.com/ryosaishii/ryousaimokuji-0.htm
一度覗いてください。

もう今年は梅が咲き始めましたね。春遠からじ  でしょうか?」

再び占部君から

「ご指摘のごとく、もともと北アイルランドの民謡であった「ロンドンデリーの歌」に、

1913年にフレデリック・ウエザリーが「ダニー・ボーイ」という新しい歌詞をつけて出版し、レコーディングされて有名になった。1940年代にはグレンミラー楽団が「ダニー・ボーイ」を軍隊の慰問に盛んに取り上げて、世界的に有名になった。戦後には、ベラフォンテやアンディー・ウイリアムスが「ダニー・ボーイ」を歌ってヒットした、と聞いております」

私は、アイルランドへ行く前に、少しは歩く練習をして行こうと思っていたが、占部君のアドバイスで歌の練習もして行くことになった。カラオケも好まない私だが、何とかやってみようと思っている。YouTubeで占部君ご推薦のものをふくめて何十人もの歌声が聴ける。さらに、永年音楽教室の先生をしている高校同期の細木光雄君のテープあることだし、後は練習あるのみ。

#47

2009年1月 7日 (水)

イェイツ(3)

イェイツの詩で最も有名なのは「イニスフリー島へ」ではないかと思う。
同じような詩興は陶淵明(365-427)の「帰去来の辞」初め沢山あるが、なんと言っても、イェイツのは、簡単で、響きが素晴らしい。声を出して読んで欲しい。                           

The Lake Isle of Innisfree

  I will arise and go now, and go to Innisfree,
  And a small cabin build there, of clay and wattles made;
  Nine bean-rows will I have there, a hive for the honey-bee,
  And live alone in the bee-loud glade.


  And I shall have some peace there, for peace comes dropping slow,
  Dropping from the veils of the morning to where the cricket sings;
  There midnight's all a glimmer, and noon a purple glow,
  And evening full of the linnet's wings.


  I will arise and go now, for always night and day
   hear lake water lapping with low sounds by the shore;
  While I stand on the roadway, or one the pavements grey,
  I hear it in the deep core of the heart.
                                    

逐語的な翻訳を知りたい方はネットで色々見ることが出来る。例えばhttp://homepage3.nifty.com/TAD/poems_1/poem_63.htm

この詩の大意はこんな所です。

    さあ、起き上がって、田舎へ帰ろう。
    そこで小屋を建てて
    百姓をしよう

    そうすれば心安らぎ
    虫や鳥の声も楽しめ
    太陽も星達も微笑む

    今度こそ帰るぞ
    この世のしがらみの只中に
    故郷の島に寄せる
    波音が聞こえるから

イニスフリー島は、イェイツの故郷、スライゴーの近くにあるギル湖に浮かぶ小島である。私の勝手な推測だが、少年の頃、イェイツはここでキャンプをしたのではと思う。昨夜、枕頭にある平井正穂訳編『イギリス名詩選』(岩波文庫)を繰っていたら、この詩が出てきて、その註にI will arise and go now, and go to Innisfree,はルカ伝15:18の放蕩息子の言葉を踏まえているとある。放蕩息子が、財産を使い果たし、路頭に迷ったあげく、お父さんの所へ帰らうと叫ぶ所なのである。。* 西洋人には最初の1行は深い味わいかがあるはずで、ロバート・スティーブンソンは生涯3度衝撃を受けた詩の一つに上げたそうである。

根源へ帰る旅がこの詩なのである。

私のアイルランド旅行の旅程にここを加えたいと思っている。アイルランドに知り合いがあるわけでも、特に見たいところがあっての旅ではないので、何か目標を作ることが必要なのである。
ここについたら現地からレポートします。

*聖書の「放蕩息子の喩」は、東洋人には法華経の「長者窮子の喩」にあたるが、こちらは父親の方が息子を探しにでる。
根源に帰る旅として、慈雲尊者に次の歌がある。

  阿字の子が 阿字のふるさと たち出でて
     またたちかえる 阿字のふるさと

阿字とは仏性のこと。Nさんの話では、この前、お坊さんが、葬式の時の説教にこの歌を使っていたとのこと。

#46

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